妄想小説

このブログでは短編小説を書きます。小説を書くどころか本もあまり読まないので読みにくいかもしれませんがご了承ください。

散歩

僕の日課は散歩だ。

 

休みの日は2時間から3時間は散歩をする。朝起きて歯磨き、シャワーを浴び服を着て散歩に出かけるのが休日の始まりだ。家を出て少し歩くと交差点があり左に曲がるとコンビニがある。いつも僕はそのコンビニでおにぎりを2つとお茶を買って飲み食いしながら散歩を続ける。

 

起きたのは昼過ぎ平日の道を歩くのは何か目標に向かって歩く人と僕のように散歩を日課にしている老人ばかりだ。僕と同じ年代の人はおそらく休みの日は友達と遊んだりショッピングに行っているのだろう。

ただ僕は休みの日ぐらいは人と関わらず自分1人の時間を楽しみたいのだ。なぜ散歩かというと1人で楽しむものは世の中にはたくさんあるが、どれもお金がそれなりにかかってしまう。ただ散歩にはなにも必要がない。脚さえ動いてくれれば何も必要がないのだ。

 

それに散歩をしていると無になれる。日頃人はいろんなことに意識をむけている。その意識を無にしてくれるのが散歩だ。空気を感じて車が走る音木々が風でゆれ音を立てている。それを感じると僕は生きていると実感する。僕はフリーターで世の中には必要ない存在なんだと思うこともあるが散歩をすると生きてると実感する。

 

おおごとかもしれないが、僕にとって散歩はそれほど大事なもので僕を世の中に立たせてくれている存在なのだ。